書写をはじめて5カ月、三つの奇跡

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調布教会(西東京教区) N婦人(76歳)

 

まず、私の紹介と書写の会に出逢ったきっかけをお話しします。

 

私は昭和20年4月に満州大連の小学校へ入学、8月15日終戦と同時に、ソ連兵の強奪、略奪、現地人(中国の)集団泥棒…。日本人は食べる物も無く、どんなに痛い目にあったことでしょうか。私の叔父は終戦間近(6月4日)に魚雷にやられ、父は海軍で九死に一生を得、私たちは着の身着のままで、なんとか内地に引き揚げることが出来ました。就職、結婚、子育て、老人介護15年、プラス15年、私もあっという間に後期高齢者(76歳)となりました。

 

40年前のある日、突然歩行困難となり、先天性股関節脱臼によるものと診断されました。5人の子供を抱え、どうしようかと途方にくれていたところ、医師から「運動をしなさい」と勧められました。2歳の子供を抱え、小学校の体育館に行き、何とか二本の足で歩ければという思いで卓球を始めることにしました。玉拾いからのスタートでしたが、その後「どんぐり会」という会をつくり、38年間、毎週火曜日に府中1中の体育館で、夜の7時から9時まで練習に行っています。そこで、こちらの書写の会の紹介者であるMさんと出逢うことになったのです。

 

今年の4月19日に韓国の方と交流試合をするため、企画を担当していました。Mさんに韓国語の通訳兼選手として声をかけてみましたら、快く引き受けてくださいました。試合の合間に練習場所や費用の件、韓流ドラマ(トンイ、イサン、ホジュンなど)を観ていること、来年は日本の選手団が韓国に遊びに行きたいという旨の意思の疎通が出来ました。その甲斐あって、韓国の方々は大変喜んで帰国いたしました。

 

今回の日韓交流卓球大会は大成功でした。韓国は昔から親や先祖、目上の人を大切にする国で、日本人も見習わなければいけません。人を大切にする事が、世界平和につながると思います。戦争だけは絶対にダメです。

 

 数日後、Mさんから、自叙伝書写感謝の集い2周年記念大会(2000名大会、2015年5月)のお誘いをいただきました。

 

初めは「書写の会」というので、お習字の展覧会だと思って、お友達にも声をかけ、気軽に参加しました。5月20日、府中の森芸術劇場の会場に着くと、まず大ホールに大勢の人が集まっているのにびっくりしました。そしてどこにもお習字は展示されていませんでした。

 

それどころか、いきなり筆を渡されて「人々に幸福をもたらす者となろう」の書写を私が書くことになってしまったのです。実は字を書くのが一番苦手なのです。でもそこには浅川先生の楽しいお話、会場の皆さんが明るく前向きに生きている姿がありました。大会に参加して、私も頑張らなくてはと思い、その日から私も心の書写を始めることにしました。

 

6月11日の書写の集いにも参加させていただき、浅川先生のお話にとても感動し、「心を明るくし清めよう」の書写が気に入って毎日書き続けました。そんな時、80歳になる私の従姉妹が昨年の夏に息子を突然死で亡くし、落ち込んでいる事を思い出しました。その従姉妹を元気付けてあげようと思って、私が書いた書写を一枚渡しました。その時、私が書いた字を見て「字が上手くなったわね」と褒められました。それ以降、従姉妹も少しずつ明るさを取り戻してきているのでホッとしています。

 

Mさんを通してご縁を持たせていただいてから、様々な、不思議な出逢いや良いことがたくさんありました。目に見えない何かに助けられている事を最近特に感じています。

 

良いことが3つありました。

 

1つ目は、5月16日、東京都のグランドゴルフ大会で入賞したことです。340人が参加する中、男性6人、女性6人の東京都代表に選ばれ、10月に山口県で行われる「全国ねんりんピック」に参加することになりました。5月12日にMさんから、自叙伝書写感謝の集い2周年記念大会のチケットをいただいた直後のことです。

 

2つ目は、7月20日、第26回市民スポレク・ラージボール卓球で、私が総監督を務める「どんぐり会」の女子Aが優勝、女子Bが準優勝したことです。

 

3つ目は、同じく7月20日、私の次男がGMを務める府中アスレティックFCが、神戸大震災の支援チャリティー・オーシャンカップの全国フットサル大会において、全国一になったことです。そして、その記事が今日8月11日付けの府中市の市報に掲載されました。

 

実は私は4年前に交通事故で左腕を骨折し、手足を思うように動かせなくなってしまいした。その時は様々な方の励ましをいただきました。命が助かった事で、私にはまだこの世でやることがあるのではと思わされました。それからは、前向きに何でも行動することで1日1日が開けてくるような思いです。特に人と人とのつながりを大切にしてきた事が、不思議な縁につながっているのを感じます。こちらとのご縁もその延長線上にあるものと思っています。人生のアデッショナル・タイムになっている今、自分で出来る事を皆様と共に楽しい時間を過ごしたいと思います。

 

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