書写で娘との絶望的な溝が埋まる

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江東教会 墨田区在住 70代 O婦人

 

 私は今から2年前に、ある婦人との出会いで人生が180度変わりました。今は、救われたような気持ちで喜んで、書写をしています。

 

 2年前の私を考えると、今の私は奇跡のようです。

 

 その頃の私は色々悩みが多く、心が潰れそうでした。一番の悩みは家族のことで、娘が2人いるのですが、親子関係はとても悪く、どう解決していいのか分からずにいました。実はとても言いにくいことなのですが、私は夫と故あって離婚しました。2人の娘には「私たちを見捨てた!」という思いをもたせてしまい、気付いてみると、20年の歳月が流れてしまっていたのです。娘との交流は全くなかったわけではないのですが、徐々に回数が減っていき、いつの間にかなくなってしまいました。心の中に大きな負債を持ちながら過ごし、この気持ちを持ったまま、人生を終わってしまうのかという思いが出てきたりして、この先真っ暗になって、全く前に進めない状況でした。そんな時に、道端である婦人に声をかけられ、書写を勧められたのです。

 

 なんとか娘たちとの関係を20年ぶりに取り戻したいという切実な気持ちで、一字一句祈るような気持ちで書写をしました。書写を始めて半年ぐらいたった頃でしょうか。迷ってないで、自分の素直な気持ちを娘たちに早く伝えたらいいという思いが心の奥から出てきました。これが私にとって、大きな転機となりました。すごい勇気がいることでしたので、死ぬような境地でとても苦しかったのですが、書写を指導して下さる先生のアドバイスを頂いて、書写を娘たちの名前で何回もし続けました。そうすると娘への今までの負債が一つ一つ心の中から消えていくという不思議な体験をしたのです。「書写ってすごいな」と感じました。その時から手紙を積極的に書いて、送るように心がけていきました。

 

 先月のことです。突然、長女からメールがあり、友人の結婚式で着るドレスを造ってほしいという内容でした。もう信じられず、私の心は天にも昇るようでした。メールのやり取り、電話のやり取りができるようになり、今までの溝が埋まるようにと祈るような気持ちでドレスを準備して、娘に渡すことができました。

 

 「書写って自分の心ばかりでなく、娘の心まで変えてしまうパワーがあるんだな」とすごく感じることができました。感謝です。今も感謝の心で書写しています。多くの人が書写をして、幸せになって欲しいと思う今日この頃です。

 

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