息子への愛と書写で就職が決まる

« »


鳥取家庭教会 71歳 N婦人

 

 私は4年ほど前に主人を亡くしました。

 あわただしい日々が過ぎたころ書写との出会いがありました。話し相手もなく日ごとに寂しさが募っていました。そんな中、長男の勤務先が経営不振になりリストラの対象という話が持ち上がりました。

 

 住宅ローン等もあり、新たな仕事を探さなければならない不安やこれからの生活などいろいろな問題がありました。私は年金収入だけなので少しでも経済的援助をしたいと思いつつも、私の年齢では勤め先を探すのも中々難しく、以前も何度か探しましたが、何も見つかりませんでした。

 

 気分的に落ち込み、どうすればいいのかと悩んでいた時でした。「そうだ! 書写に集中すれば何かが変わるかもしれない」と思い書写を始めることにしました。最初は一週間から始め、少しずつ期間を長くしていき、「しあわせ講座」に参加したり、「お花見書写会」に参加する中で友達も増えていき、ビデオなどでいろいろ学ぶ機会もありました。

 自分自身の考え方、捉え方に少しずつ変化が出てきたように感じました。自分が変わらないと何も変わらないと思うようになりました。

 

 5月の連休前、新聞のチラシで求人募集を見つけました。「年齢制限でだめかな」と思いましたが応募したところ採用が決まりました。しかし、仕事の内容は180度異なる接客業でレストランのフロアーや、洗い場の仕事です。職場では私が一番、年齢が上で毎日同僚から動作がのろい、丁寧すぎて時間がかかりすぎるとの陰口を言われていました。

 

 どうして自分だけが言われるのかと心で涙しながら我慢していました。しかし、今の自分に与えられた「試練、教え、導き」と捉えられるようになり、一生懸命頑張りました。

 

 今では私が一歩引いて、素直に「ハイ」と聞き、楽しく仕事をするようにしています。結果、陰口は少なくなってきました。また次男も私が朝早くから毎日仕事に出かけているのを知って、「お母さん、雨がひどく降っているんだけど、どうするの」とやさしい言葉を掛けてくれるようになりました。とても嬉しかったです。

 

 これからも書写を続ける事で、沢山の幸せが寄ってくることを信じて頑張っていきたいと思います。

« »