中高生部の部 聖賞(1)


⇒入賞者一覧

「平和を愛する世界人として」を読んで

中高生部の部:聖賞

 禹 辰歓

 

 私は、この本が出版されたと聞いた時、すごい衝撃を受けました。しかし同時にどのような経緯で出版したのか疑問を抱きました。この自叙伝を出版した金寧社の社長は出版企画を決めるとき、出版するときもお釈迦様に尋ね、許可を得てから出版したそうですが、社内から強い反対がありました。しかし、お釈迦様の指示に従い発刊しました。これを知って私は、中学生ながらに神様がこの自叙伝を出版させたのだと確信しました。その自叙伝全七章387ページに凝縮されたご父母様の生涯の中で感動し、私の心の中に衝撃を与えた文をこれから書いていきたいと思います。

 

 まず最初に衝撃を与えた文は、第二章の中の「ご飯粒一つが地球よりも大きい」という中のこのような文です。「おなかいっぱいのときは世界の方が大きいのですが、おなかが減ればご飯粒一つが地球よりもっと大きいのです」。興南の監獄では、死人の口の中のご飯粒を争って食べるような過酷な監獄でお父様はご飯の半分を同僚に与えたのです。残酷の一語に尽きる興南の監獄で人を愛するということを行動で示したのです。常に死と隣り合わせの極限状態でそんなことなど並みの人ではできることではありません。そのようにどんなときでも人を愛するお父様ですが、第四章の中の「私のために泣かずに世界のために泣け」という所の文の中に書いてあるように、アメリカで脱税をしたという無実の罪でダンベリーの刑務所に収監されてしまいました。自分が無実の罪で陥れられたというのに「私のためではなく、アメリカのために泣いてください」と言うのです。私は、その言葉に深く感動しました。

 

 このようにお父様は、いつどんなときや状態でも、世界中の人々を愛していました。この自叙伝を読み、中学生ながらに理解したことがあります、それはどんな状況でも人を愛するということであり、一人ひとりがそれを実践するところに「天国」はできるのだということです。