中高生部の部 忠賞(2)


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お父様の生き方

中高生部の部:忠賞

 福岡教区 高2 金子有喜

 

 自叙伝を読んで、これまでなんとなくしか知らなかったお父様のご生涯を、幼いころから現在まで知ることができ、意味もなく迫害されてもその人たちを愛していかれる生き方にとても感動しました。

 

 自叙伝の中で一つ心に残っている場面は、お父様が金日成主席に会いに、北朝鮮へ行かれるところです。

 北朝鮮と聞くと、共産党の独裁政権で、なんだか恐ろしそうなイメージしかなく、そんな国の主席とお父様が会ったら一体どうなるのだろう、と思って読んでみると、会った瞬間から、どちらからともなく抱き合ったと書かれていて驚きました。どんな深刻なことを話すのかと思えば、なぜか「冷凍ジャガイモそば」の話が始まって、冷凍ジャガイモそばってなんなんだ…?と思いながら読んでいると、「主席は冷凍ジャガイモそばの専門家ですね」というお父様の一言が出てきて、思わず笑ってしまいました。

 

 北朝鮮と韓国は、今では別々の国だけれど、本当は一つの民族だからこそ、こんな風に和やかな話をして盛り上がれるのだなと感じました。私は最初から、北朝鮮は恐ろしい国、北朝鮮の人は怖い人、と決めてかかっていたけれど、お父様はそうではありませんでした。同じ国に生まれた家族、兄と弟として金主席に接していました。そのことでお互いに心を開くことができ、こちらの考えを伝えることもできたのだと思います。

 

 世界には、自分とは違う考えを持っていて、自分のことを否定してくる人がたくさんいると思います。そんなときに、その人たちを自分の敵だと思って攻撃するのは簡単かもしれませんが、お父様が示してくださったように相手を家族と思って接すれば、きっとお互いに理解できることを知りました。

 

 私も、自叙伝を通して知ったお父様の生き方を目標にして、歩んでいきたいです。