大学生・社会人の部 聖子賞(2)


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『平和を愛する世界人として』を読んで

大学生・社会人の部:聖子賞

 大内 思穂

 

 私は、この本を読んで、お父様の歩んでこられた道を横でずっと見てきたような感覚を受けました。お父様の家族や幼少時代に飛び回った自然を共に感じ、イエス様から特別な使命を任されてからの波乱万丈な歩み、どこまでも世界平和を願い、愛をもって生きてこられた人生をとてもよく知ることができました。

 

 私はお父様に数回しかお会いしたことはないけれど、この本を通して、いつも壇上に上がってみ言を語ってくださるお父様ではなく、私が普通に生活していたら一生を通してでも見ることができない、数えきれないご苦労と、必死に精誠を尽しておられるお父様の姿を見ました。「あぁ、この人はこうやって生きてきたのか」と、ただ知識として頭に入れることもできるけれど、私はこの本が、本当に私を愛しているお父様ご自身なんだと実感しました。

 

 私は昔からお父様のお写真や映像を見ると、なぜか涙があふれてくる経験が多く、そのときは特に何も考えていないのになぜだろうと思っていたけれど、今思えば、自分も知らないうちに、お父様は私のお父さんなのに、一緒にいたいのに離れている寂しさや、懐かしさから来ていたのではないかと思います。

 

 普段生活しながら、お父様とは簡単にお会いできないもの、という考え方が当たり前になっていましたが、この自叙伝を読みながら、お父様はご自身を本になさり、直接私の手もとに来て下さって、「私はこうやって生きてきたんだよ、こうしたら神様の愛の中で幸せに暮らせるんだよ」と、親が子供に教えるように、ご自身の経験を通して正しい生き方を伝えて下さっていると感じました。読みながらとても温かい気持ちになり、私はお父様と本当の親子なんだな、とても近いなと感じることができて、とても嬉しかったです。

 

 この本を読んでいると、文章が分かりやすいからか、その時々の情景がそのまま目に浮かびます。お父様がときには人から裏切られ、無視されて孤独だったり、刑務所で辛い拷問を受けてこられたことを考えると、とても心が痛くなりますが、それでも、神様とイエス様との約束を忘れず、ずっと変わらない姿勢で神様の理想を追い続け、宗教間や国家間、人と人との壁を、ひとつひとつ愛することで取り払っていったお父様の歩みは、本当に誰にも真似できないものだと思います。

 

 私がこんなことをいったら失礼かもしれないけれど、本当に自慢のお父様です。こんな素晴らしい親から生まれたのが私だと思うと、恥ずかしくて穴に入りたい気持ちですが、こうやって、足りない私にわざわざ本になって来て下さって、生き方を教えて下さっているお父様がいらっしゃるので、これからの人生、少しでも神様の為に、世界を平和に導ける私になれるように、自叙伝を読み続け、学んでいきたいと思います。今まではとても狭い視野を持っていたけれど、お父様のように、もっと広い視野で世界を見つめていきたいです。