大学生の部 最優秀賞


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世界平和は私自身が変わることから

(大学生の部:最優秀賞)

 志田由香利

 

はじめに

 『平和を愛する世界人として』という本との出会いは、私の人生にとって、あまりにも尊く、宝石箱を開けるような貴重な体験でした。この本は、私の全ての過去を肯定してくれて、また、これからの未来の羅針盤となってくれたのです。本当に、この『平和を愛する世界人として』の出版に携わってくださった方々すべてに、そして平和を実現するために、今日まで惜しみない苦労を捧げてくださった文先生に心から感謝します。

 

 まず、神様の愛と世界平和という壮大なテーマに取りかかるために、私自身の世界平和との関わりについて書こうと思います。

 私も、文先生と同じように、幼いころから世界平和を夢見てきました。家族の愛に包まれ、とても幸せな幼少期を過ごしました。その中で、自然と平和を感じて生きていました。

 

 しかし、私は物心がついたころから、今生きている世界に対してたくさんの矛盾を感じていました。〝何で私は毎日ご飯を食べて、クリスマスや誕生日にはたくさんのプレゼントをもらえるのに、貧しい国の子供はご飯も満足に食べられないのだろう?〟〝サンタさんは、なぜ私にはプレゼントをくれるけど、貧しい国の子どもには届けないのだろう?〟

 

 私は幼い時に、大きくなったら世界の人にご飯を届ける仕事をしようと考えていました。

 大学生になって、貧困や、国際協力について学びました。大学のゼミでは、〝貧困とは何か?〟というテーマで、物質的な貧困や、精神的な貧困について考え、本当に豊かな世界を実現するためにはどうすべきなのか、徹底的に考え、学びました。また、休みの期間はボランティアをしに、多くの国に行きました。

 

 インドでは、幼いころから働いたり、物乞いしたりする子どもたち、また、一日中トイレにいて、お金をねだるおばあさんに会いました。

 フィリピンでは、ゴミ山の中で暮らす人たち、ストリートチルドレン、生活のためにドラッグを売る少年に出会いました。

 

 たくさんの深刻な問題に直面しました。また、世界の現状を知るなかで、日本の問題点も見えてきました。日本は、経済的には豊かだけど、それでもホームレスがたくさんいるし、自殺する人もたくさんいます。また、多くの若者たちは、精神的に多くの深刻な問題を抱え、将来に対する夢や希望も持っていません。

 〝一体、本当の豊かさとは何なのだろうか?〟

 

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